みなさん、こんにちは!獣医師の松田です
先日、当院に提携中学校の生徒さんたちが「職場体験学習」に来てくれました。
今回は、未来の動物医療を担うかもしれない中学生たちの体験の様子を少しご紹介します!
当院では、普段は見ることのできない裏側の仕事の見学や、実際の医療機器を使って動物たちの身体の仕組みを体感してもらいました。
①聴診器を使って「心音」を聴き比べ!
実際に医療用の聴診器を使って、まずは自分の心拍数を測ってもらいました。そのあと、ワンちゃん・ネコちゃんの心音も聴いて比較!
犬種や大きさにもよりますがワンちゃんの心拍数は80~120回/分、ネコちゃんの心拍数は140~220回/分程度です。
「人と動物でこんなにスピードが違うんだ!」と、身体の仕組みの違いや命の鼓動をダイレクトに感じて目を輝かせていました。
また、獣医師の指導のもと、心臓に雑音がある子の心音も実際に聴いてもらいました。聴診は心臓の異常を見つけるのにとても重要な検査です。
正常な心音との違いを自分の耳で確かめる貴重な体験となり、病気を早期発見することの大切さを学んでもらいました。

②画像診断(エコー・レントゲン)の体験と解説
リアルタイムで心臓や腹部が動いている様子を見る「超音波(エコー)検査」を見学してもらったほか、撮影し終わったレントゲン写真を一緒に見ながら、骨や内臓がどのように写っているのか解説しました。
「お腹の中がこんな風に見えるんだ!」と、画像診断の役割や面白さに興味津々の様子でした。
③動物看護師さんの病院業務見学
獣医師だけでなく、動物たちの診療を支える愛玩動物看護師のお仕事についても見学してもらいました。
獣医師の仕事は「街の動物病院」だけじゃない?
体験の最後には、当院のような「動物病院」だけでなく、社会の中で幅広く活躍する「獣医師のいろいろなお仕事」についてもご紹介しました。
野生動物や展示動物の健康を守る「動物園の獣医師」や、空港・港で海外からの病気の侵入を防ぐ「動物検疫」のお仕事、さらには牛や豚などを診る産業動物獣医師、公衆衛生を守る公務員など、獣医師の知識がさまざまな場所で役立っていることをお話ししました。
「そんな場所でも獣医さんが活躍しているんだ!」と、獣医療の視野がぐっと広がった様子で、真剣に耳を傾けてくれていたのが印象的でした。

体験を終えて…
最初は緊張していた生徒さんたちも、聴診器から聴こえる命の音やエコー画像に触れ、スタッフの説明を聞くうちにどんどん目が生き生きとしていくのがとても印象的でした。
「獣医師になるにはどんな勉強が必要ですか?」
「仕事で一番大変なこと・やりがいは何ですか?」
といった質問も飛び出し、命を預かる責任感と魅力をしっかり感じ取ってくれたようです。
スタッフ一同にとっても、初心を思い出す素晴らしい時間となりました。
今回の体験が、彼らの将来の夢や進路を考えるきっかけになれば嬉しく思います。中学生のみなさん、お疲れ様でした!
